ピロリ菌外来

お腹の気になるあの症状、ピロリ菌のせいかもしれません。胃ガンを発生させてしまう前に、簡単に除菌してしまいましょう。

日本人の半数が感染しているといわれるピロリ菌。胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃ガンの原因と細菌で、胃の粘膜に生息して悪さを働きます。ピロリ菌検査陰性の場合2万人に一人が胃ガンになるとされるのに比べ、ピロリ菌検査陽性の場合は500人に一人と、胃ガン発生率は格段に上がります。

  • 胃がもたれている
  • 頻繁に胸焼け、吐き気がする
  • 食欲不振
  • お腹が空くと、お腹に痛みが走る
  • 食事をした後、お腹が痛くなる

こういった症状は、ピロリ菌感染が原因となっている可能性があります。
ピロリ菌は抗生物質を服用することで簡単に除菌できます。除菌治療は若ければ若いほどよいともいわれていますので、胃ガンの早期発見、また胃ガン予防のためにぜひ一度、お早めにピロリ菌検査を受けてみてください。
特に胃潰瘍を繰り返してしまう方は要注意です。

年齢が上がるごとに感染率は高くなっています。

ピロリ菌はどのような経路で感染するのか明らかでないところがありますが、多くは経口感染であるといわれています。免疫力の弱い小さな子どもが感染しやすいと考えられているのですが、予防方法ははっきりしていません。
また昭和30年以前の上下水道が普及する前と、それ以降では感染率に格差があり、現在の60歳前後以降の世代にピロリ菌感染者が多くなっており、環境の整備とともに感染率は格段に低下しつつあります。とはいえ、祖父母から父母へ、そして若い世代へと口移しなどで感染していることもあり、若いからといってピロリ菌はいないともいえないのが現状です。

慢性胃炎も健康保険の対象です。

これまでピロリ菌の除去については、胃潰瘍や十二指腸潰瘍といった疾患にのみ健康保険が適用されました。現在は内視鏡検査で確定診断をすることにより、慢性胃炎にも保険が適用されるようになっています。

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